農業の重労働と採用課題をYUSHINのパレタイジングロボットで打破 | 限られたスペースでの自動化とミスをゼロにする現場改善
【株式会社れんこん三兄弟様】
- 出荷時の氷詰め工程で重量が10kgに達し、作業員の腰痛リスクや身体的負荷が大きな問題となっていた。
- 地域特性により人材採用が難しく、急な退職による業務停滞リスクや労働力不足を抱えていた。
- パートスタッフへの配置指示など現場対応に追われ、社員が本来の業務に専念できない環境だった。
- パレットを一直線上に配置でき、複雑なレイアウトを避けられるYUSHINの直交型パレタイザーを採用した。
- 事前の処理能力・コスト試算に加え、個別の信号接続などへの丁寧なサポート体制が導入を後押しした。
- 側面に凹凸のある発泡スチロール箱に対しても、吸着方式を用いることで確実で安定した搬送を実現した。
- 手作業による品物の積み間違いなど、ヒューマンエラーが劇的に減少し、出荷時のトラブルが解消された。
- 現場での指示出しや監視業務が不要になり、社員の負担軽減と本来業務への集中が可能になった。
- 出荷量が倍増しても対応できる処理能力を確保し、将来的な増産計画への確かな道筋がついた。
2024年にスマート農業技術活用促進法が施行され、大小さまざまなロボットやAIの導入が進んでいます。 しかし、いまだ多くの農家では箱詰めや運搬が手作業で行われているのが現状です。
「美肌れんこん」を販売する茨城県のれんこん三兄弟は、パートスタッフを含む40名で運営する農業生産法人。 作業の効率化を図るため、パレタイジングロボットを導入し自動化に取り組みました。 導入のきっかけを、代表のMさんにお伺いしました。
10kgの氷詰め作業が生む負担と限界
Mさんれんこんは出荷時に氷を詰める工程があり、その重量は10kgにも及びます。人の作業負荷が大きく、腰痛などの健康問題とは切り離せない状況です。
さらに、地域特性から人材の採用が難しく、急な退職によって業務が滞るリスクもありました。そうした課題を踏まえ、将来を見据えて機械化を決断しています。
ちょうど新しい建物を新築するタイミングでもあり、それに合わせて内部設備の自動化を進めたいという狙いもありました。
新築のタイミングで決断した機械化
Mさんはい。同業者の現場を見学した際に、多関節型のパレタイジングロボットを目にしました。一瞬いいなと思ったのですが、多関節ロボットではパレットを半円状に配置する必要があり、広い面積を確保しなければならないことがわかったんです。そうなるとレイアウトや動線が複雑になり、現場への適用が難しくなります。
そこで、一直線上にパレットを並べられる直交型パレタイザーを探すことにし、展示会でYUSHINのロボットにたどり着きました。
Mさん初期段階で、配置した際の処理能力の計算やランニングコストの計算をしっかり提示してもらえたことで、自社の規模感に対してどれだけ広げられるか具体的なイメージが持て、信用に繋がりました。
MさんすぐにYUSHINに決めたわけではありません。 パレタイザー単体ではなく、その前後にあるベルトコンベアなども含めた「取り合い」を統合的に調整してくれる親会社(システムインテグレーター)が必要だと分かり、2社を比較検討しました。
最終的に、YUSHINは機械の仕様だけでなく、規格化されていない個別対応(都度の信号接続など)についても丁寧に説明してくれたことが、導入を決断する大きな要因となりました。
(画像引用元:れんこん三兄弟 https://renkon3kyodai.com/)
Mさん導入にあたって大きな懸念はありませんでしたが、れんこんを梱包する発泡スチロールの側面に凹凸があるため、通常の挟み込み方式ではなく吸着方式で確実に掴めるかどうかは不安がありました。
また、助成金のスケジュール上、非常にタイトな期間で納品していただく必要があり、間に合うかどうかは正直ハラハラしていました(笑)。 結果的にどちらも問題なく進み、安心して導入を終えることができました。
ヒューマンエラー削減と業務の効率化
Mさんまず、ヒューマンエラーが大きく減りました。以前は作業員が品物を逆向きに積んでしまい、出荷時に問題となることがありましたが、機械化によってこのミスが解消されています。
次に、社員の負担軽減と本来業務への集中です。これまでこの作業はパートスタッフが担当しており、「これはどこに置けばいいのか」といった質問がたびたび発生していました。その対応のために現場に張り付く必要がありましたが、今ではそうしたやり取りが不要になり、自分たちの業務に専念できるようになりました。
Mさん実機を使って研修を行っていただいたこともあり、操作で困ることはほとんどありません。操作自体も非常にシンプルで、現場の社員からは「大きなUFOキャッチャーのようだ」と言われています。丁寧かつ正確に積み上げていく様子は「見ていて惚れ惚れする」と評判です。
長期稼働への期待と、増産に向けた展望
Mさん過酷な環境でも10年、20年と稼働している実績があると伺っており、その点に大きな期待を寄せています。また、試算では出荷量が倍になった場合でも対応できる見通しが立っており、将来的な増産計画にもつながると考えています。別の工程の自動化も考えているので、引き続きよろしくお願いいたします。
※掲載内容は2025年取材当時のものです。
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